ここのところドイツでも、メディアはトランプ大統(tǒng)領の関稅攻勢に関するニュースで満艦飾。ウクライナ戦爭など吹っ飛んでしまった。どこもかしこもトランプ憎し、トランプ御亂心の記事で溢れている。ただ、一方で、違った見方もあることをお伝えしておきたい。
4月8日、スイスの獨立系メディアであるDie Weltwocheが、チェコのヴァーツラフ?クラウス元大統(tǒng)領の44分にも及ぶインタビューをアップした。クラウス氏は2003年から13年まで、ソ連の崩壊後に建ったチェコ共和國の第二代目の大統(tǒng)領を務めた。
ところが、経済學者でもある氏がそのインタビューで述べた今回の関稅騒動についての考察は、主要メディアのそれとはかなり違っていたのだ。

最近在德國，媒體上充斥著關于特朗普總統(tǒng)關稅政策的新聞，烏克蘭戰(zhàn)爭等話題都被擠到了一旁。到處都是對特朗普的批評和關于他失去理智的報道。不過，我想介紹一種不同的觀點。
4月8日，瑞士獨立媒體《世界周報》上傳了一段長達44分鐘的采訪，采訪對象是捷克前總統(tǒng)瓦茨拉夫·克勞斯。克勞斯從2003年到2013年擔任捷克共和國總統(tǒng)，他在采訪中對當前的關稅問題提出了不同于主流媒體的看法。

氏によれば、トランプ大統(tǒng)領はこれまでの不公平な世界貿(mào)易の狀態(tài)に対して冷靜に反応したに過ぎず、何か新しいことを始めたわけではないとのこと。もちろん動機として、米國のこれ以上の非産業(yè)化を防ぎたいという目的はあるにせよ、このアクションは結果的にEUにとっても有効なはずだ、とクラウス氏。
というのも、EUの歐州委員會が必死の形相で守ると言っている“自由貿(mào)易”など、実際には存在していない。つまり、トランプ大統(tǒng)領は自由貿(mào)易の破壊者ではなく、救済者であるというのが、クラウス氏の主張だ。
なぜか？

據(jù)克勞斯所說，特朗普總統(tǒng)只是對不公平的全球貿(mào)易現(xiàn)狀作出了冷靜的反應，并不是在開創(chuàng)什么新東西。他認為，盡管特朗普的動機是為了防止美國進一步去工業(yè)化，但這種行動對歐盟來說也是有效的?？藙谒怪赋觯瑲W盟所謂的“自由貿(mào)易”其實并不存在，特朗普其實不是破壞者，而是拯救者。
為什么這么說？

Die Weltwocheは、米國が先週に発表した「米國大統(tǒng)領貿(mào)易協(xié)定プログラムによる外國貿(mào)易障壁に関する2025年國家貿(mào)易予測報告書」を紹介している。この報告書の內(nèi)容は、米國とトランプ氏の現(xiàn)在の政策の根拠であり、政策を正當化するものでもある。
400ページにも及び、そのうちの約50ページが中國に、約35ページがEUのために割かれているという。そして、それによれば、さまざまな貿(mào)易障壁で世界経済を歪め、混亂させているのは、主に中國とEUである。トランプ氏は、それを是正するつもりなのだ。
要するに氏は、多くの人が非難しているように、保護主義やら孤立主義を呼びかけているわけではない。その反対で、障壁を取り払おうとしている。しかも、この報告書を見れば、今回の米國の行動が、トランプ氏がたった一人で思いついたクレイジーなアイデアなどでないことも一目瞭然だという。また、それを達成するための交渉の武器として関稅を使うということも、はっきりと述べられている。
実は、EUはこれまで、たとえば乗用車には10％の関稅を掛けていた。米國は⒉5％だったから、障壁が高かったのはEUの方だ。そして、今回の騒動は、米國がまずそれを10％に引き上げると言ったことで始まったのだった。なぜ、どの主要メディアもそれをはっきりと書かないのか？

《世界周報》介紹了美國上周發(fā)布的《2025年總統(tǒng)貿(mào)易協(xié)定計劃關于對外貿(mào)易壁壘的國家貿(mào)易評估報告》。這份報告的內(nèi)容是美國和特朗普現(xiàn)行政策的依據(jù)，同時也是對政策的正當化。
報告長達400頁，其中約50頁涉及中國，約35頁涉及歐盟。報告指出，世界經(jīng)濟因各種貿(mào)易壁壘而被扭曲和擾亂，主要責任在于中國和歐盟。特朗普計劃對此進行糾正。
總而言之，特朗普并不是如許多人批評的那樣提倡保護主義或孤立主義，而是試圖消除這些壁壘。報告顯示，美國此次行動并非特朗普一人的突發(fā)奇想。此外，報告明確指出，將關稅作為談判的工具。實際上，歐盟一直對乘用車征收10%的關稅，而美國僅為2.5%，因此歐盟的壁壘更高。此次爭端始于美國表示將關稅提高到10%。為什么主要媒體沒有明確指出這一點呢？
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EUが輸入品に対して設けている障壁は、関稅以外にも多々ある。最たるものは、煩雑、しかも膨大な規(guī)則で、これはEU、特にドイツ産業(yè)自らが伸び悩んでいる原因の一つでもあることは、周知の事実だ。
イーロン?マスク氏が、「ドイツのベルリン近郊にテスラの工場を建てようとした時、まず、認可手続きのために提出するように言われた書類が2萬5000枚で、しかも全てにスタンプを押さなければならなかった」と訴えていたが、こういう過剰な書類主義が外國企業(yè)の進出を妨げていることは間違いない。
いわゆる非関稅障壁は、まだある。たとえば、自國製の製品価格を下げるため、企業(yè)に與えられているさまざまな補助金。さらには、信じられないほど多くのEU規(guī)制と規(guī)則。しかも、規(guī)制と規(guī)則は絶えず増えていき、EUに都合が悪くなった時點で、突然変更されることも稀ではない。規(guī)則を変えるのは、元々歐州人の得意技の一つでもある。
しかも、規(guī)則を守れなかった場合の罰金が思い切り高い。米國のMetaが、EUの一般データ保護規(guī)則（GDPR）に違反したとして、12億ユーロ（1800億円）の罰金を科されたのは2023年5月のことだった（現(xiàn)在控訴中）。その他、米國のIT企業(yè)は軒並み何らかの罰金を掛けられている。トランプ氏が、EUは米國に対して酷い仕打ちをしていると言っているのは、結構當たっているかもしれない。
要するに、トランプ大統(tǒng)領はこれらの規(guī)則をなるべく廃止し、風通しをよくして、本當の自由貿(mào)易を?qū)g現(xiàn)しようとしているのだというのが、いま起こっていることに対するもう一つの見方だ。先日、マスク氏が、関稅ゼロが理想だと言った時、トランプ氏と同じくマスク氏も大嫌いな獨メディアは、両氏が仲違いしたかのように書いていたが、二人の最終目的はおそらく同じなのではないだろうか。

歐盟對進口商品設立的壁壘不僅限于關稅。最明顯的是繁瑣而龐大的法規(guī)，這也是歐盟（尤其是德國）自身產(chǎn)業(yè)發(fā)展受阻的眾所周知的原因之一。埃隆·馬斯克曾抱怨說，當他想在德國柏林附近建造特斯拉工廠時，被要求提交2.5萬頁的文件用于審批，而且每頁都要蓋章。這種過度的文書主義無疑阻礙了外國企業(yè)的進入。
所謂的非關稅壁壘還有其他形式。例如，為了降低本國產(chǎn)品價格，企業(yè)會獲得各種補貼。此外，還有數(shù)量驚人的歐盟法規(guī)和規(guī)定，這些規(guī)則不斷增加，并且在對歐盟不利時可能會突然改變，修改規(guī)則本身就是歐洲人的一項特長。
如果未能遵守規(guī)定，罰款也非常高。2023年5月，美國的Meta因違反歐盟一般數(shù)據(jù)保護條例（GDPR）被罰款12億歐元（約1800億日元，目前正在上訴）。其他美國的IT企業(yè)也幾乎都被罰過。特朗普曾說歐盟對美國太苛刻，這話可能有一定道理。
總之，當前局勢還有另一種解讀：特朗普總統(tǒng)正試圖廢除這些規(guī)則以掃清障礙，實現(xiàn)真正的自由貿(mào)易。近日，馬斯克表示零關稅是理想狀態(tài)，那些既討厭特朗普又討厭馬斯克的德國媒體，立刻炒作兩人不和，但兩人的最終目標可能是一致的。
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それに比べて、絶対に関稅をなくしたくないのはEUだ。なぜなら、EUの歳入は各國の負擔分擔金の他は、関稅と罰金ぐらいしかしかない。そうでなくてもEUは英國が抜けて収入が減っている上、コロナ支援や過剰なコロナワクチン購入で大赤字を出し、いまではロシアにかけた経済制裁に自分たちがコテンパンにやられている。
この青息吐息の狀態(tài)で、関稅までが減ってしまったら、それこそ大ごとなのだ。できれば増やしたいぐらいだろう。
トランプ氏の公約は、肥大化した官僚制度を縮小し、國家の個人や法人への介入を減らすことだった。そして、製造業(yè)を國內(nèi)に取り戻し、輸入と債務への依存を減らすこと。何よりも、弱ってしまった中流の階層の國民の生活を守り、國民が自由と責任という米國本來の志を取り戻すことだ。
要するに、どれも現(xiàn)在のEUが嫌っていることばかり。EUは今後、市民監(jiān)視も強化しようと思っているぐらいだから、政治家やメディアがトランプ氏を大聲で批判するのも無理はない。

相比之下，絕對不想取消關稅的是歐盟。因為歐盟的收入除了依靠各國的分攤費用外，幾乎只有關稅和罰款。英國脫歐已經(jīng)導致歐盟收入減少，加上疫情援助和過量購買新冠疫苗導致財政赤字，現(xiàn)在又因?qū)Χ砹_斯的經(jīng)濟制裁而自食其果。在這種捉襟見肘的情況下，如果關稅減少，那就真的麻煩了，歐盟甚至希望能增加關稅。
特朗普的承諾是縮小龐大的官僚體系，減少國家對個人和企業(yè)的干預，并將制造業(yè)帶回美國，減少對進口和債務的依賴。最重要的是保護已變得虛弱的中產(chǎn)階級，恢復美國國民對自由和責任的追求。
這些恰恰是當前歐盟所反感的。歐盟甚至計劃加強對公民的監(jiān)控，因此政客和媒體大聲批評特朗普也就不足為奇了。

実は、アルゼンチンのハビエル?ミレイ大統(tǒng)領が、トランプ氏よりも一歩先にこの道を歩んでいる。2023年12月の就任以來、大鉈（チェーンソー？）をふるい、官僚も政府機関も減らし、通貨の構造改革で國家予算を整理整頓した結果、天井知らずのインフレと、崩壊していた経済が少しずつ改善され、しかも、輸出まで伸び始めているのは、まさに奇跡のようなことだ。
しかし、極端な節(jié)約にもかかわらず、児童手當や教育支援金、貧困者の保護などは増額したというから素晴らしい。このミレイ氏の政策が、米國のマスク氏の手本となったことは言うまでもない。トランプ氏が就任後最初に表敬訪問したのが、このミレイ氏だった。

事實上，阿根廷總統(tǒng)哈維爾·米萊在某些方面比特朗普更早走上這條路。自2023年12月上任以來，他大刀闊斧地削減官僚機構和政府部門，通過貨幣結構改革整頓國家預算，結果不斷上漲的通脹和崩潰的經(jīng)濟有所改善，甚至出口也開始增長，堪稱奇跡。盡管采取了極端的緊縮政策，但兒童津貼、教育補助和貧困者保護等卻增加了，真是了不起。米萊的政策顯然成為了美國馬斯克的榜樣。特朗普就任后首個拜訪對象正是這位阿根廷總統(tǒng)。
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ただ、ミレイ氏にせよ、トランプ氏にせよ、世界中は敵ばかり。潰されるリスクは大きい。もし、潰されなかったとして、では、官僚主義で凝り固まったEUと、政府の介入を減らそうとするトランプ氏らの新しい動きと、どちらが最終的に國民の支持を得られるのか。そして、どちらが豊かな國を築けるのか。
日本政府が真に國民の幸せを願うなら、この成り行きには、冷靜に観察する価値がある。

不過，無論是米萊伊還是特朗普，似乎全世界都是他們的敵人，被打壓的風險很大。即便沒有被打壓，最終是官僚主義根深蒂固的歐盟，還是試圖減少政府干預的特朗普等人的新動向，能夠贏得國民的支持？又是哪種模式能夠建設一個更富裕的國家？
如果日本政府真心希望國民幸福，那么就應該冷靜觀察這一趨勢。

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